今日は、私が食品添加物に興味を持ったきっかけの本『食品の裏側』を紹介します。
食品添加物ってなんなの?食の安全について知りたい!って方に読んでほしいです。
どんな人が書いた本なのか?
作者は、安部司さんという方で、食品添加物の専門商社にて、添加物を販売する仕事をされていた方です。
安部さんは、食品添加物を使って加工品を作ることを誇りに思っていました。
食品添加物を使うことで、廃棄寸前のボロボロのお肉や野菜を安く、おいしく、便利な食べ物に変身させられるからです。
でも、ある日安部さんが作った食品添加物たっぷりのミートボールを自分の子供が喜んで食べようとしているのを見て、ショックを受けたのです。
安部さんが誇りをもって作っていたミートボールは、自分の子供には食べさせたくないものだったんですね。
安部さんは、その後すぐに商社を退社し、無添加明太子を作ったり、食品添加物についての講演をしたりするようになります。
ポップな語り口調で食品を語る
その安部さんが食品添加物を中心に食品の裏側を語ってくれます。
暗い土色で、形もドロドロのタラコ。それが添加物の液に一晩漬けるだけで、赤ちゃんの肌のようなプリプリのタラコに変貌するのです。( 『食品の裏側』p19より)
文章は、ポップな感じで読みやすく、加工食品が作られる過程を知らない人でもイメージしやすいです。
安部さんは、食品添加物を完全に否定している訳ではなく、消費者も食品が作られる過程を知り、加工食品とはどういうものかを理解したうえで、自分で選択することが大切だと言っています。
安いものには理由がある!食品だってそうですよね~。
原材料表示を必ず見るようになった
私がこの本を最初に読んだのは、10年くらい前です。
それから食品添加物に興味を持ち、他にも何冊か読みましたが、この本が一番印象に残っています。
私は、この本を読んでから、食品の原材料表示のラベルを必ず見るようになりました。
新しいことを知るたびに思うことですが、知ることって本当に大切だなぁと思います。
日々勉強です。
食品添加物、食について少しでも興味がある方に、ぜひ読んでほしいです!
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